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コーヒー400円。紅茶400円。 安芸大田町にある「山荘HANAKI」へ連れて行っていただいた。携帯の電波も、テレビの電波も届かない、恐羅漢山の入り口の山の中。木々に囲まれた中に、私が深く興味を持っている広島の異端児建築家「今中敏幸氏」の建物がある。 今中建築といえば、いままで、今中さんの奥さまがいまもされている、安佐北区大田川河畔の「休日の家」、そして土師ダム湖畔の「花水木」、毘沙門台の「赤い屋根」・・・と、このカフェ散歩でたずねて、オーナーの方にたくさんお話を伺ってきました。 私としては、必ず訪れたかったのが、ここ「山荘HANAKI」まさに、今中建築の集大成。 広島から車で2時間弱。恐羅漢山の入り口。そこの山の中の木々に囲まれたところに、今中氏独特の建築物が見えてくる 自然石を積み上げたゲートをくぐって、まさに今中建築の建物へ入っていく。 その、木製のドアをひとたび開けると、そこは、言葉に出来ないくらい、自然で、あたたかみのある世界が広がる。 大きな白い窓からは、木々の緑のキャンバス。まさにすばらしい絵画のようだ コーヒーもとってもおいしかった。 オーナーの石田さんは、サラリーマンをリタイヤしたあと、第二の人生を、この建物とともに過ごしている。 この山荘を引き継いで、もう数年が経過する。 まさに、自然共生の生き方 草刈り機で、足を大怪我しても、病院へは行かず、自然治癒力で治したお話。 毎日、とにかくこの周辺の山を歩くお話 セカンドライフのすてきな生き方を教わった気がする。 ジーンズにチェックのシャツ・・・そんなオーナーさんは、壁際にひとつ置かれている木のいすに腰掛け、とても楽しそうにお話される。 最近の政治のお話から、サラリーマン時代のお話、かとおもえば、最近のファッションについてまで。引き出しのたくさんある方です。 その屈託のない笑顔は、和みます。 お昼頃にうかがったのに、夕方4時近くまで、ここで過ごさせてもらった 今中さんとの思い出話も、止まることはない 先に述べた、ほかの今中建築のオーナーさんらと、独特の結びつきがあるみたいだ オーナーの石田さんは、この山荘を買い取ったとき、今中さんにカフェの手ほどきをうけられたそうだ 今中さんの造られた建物でされているカフェのオーナーさんは、みなどこか共通している。 自分時間を大切にして、ゆるりゆるり。 人々の本当の意味での休憩の時間は、どういうものかをわかっておられる そして、人生のなにもかもがわかっている。 それは、自らの生き方以上に、今中さんから得たものがたくさんあるのであろう そして、なにより今中建築のすばらしさ!まさに集大成という感じがしたのです。高い天井、シャンデリア、ランプ、テーブルのひとつひとつ、白い窓、テラスなど。すべて今中さんの世界!!感動しました。写真にて堪能ください 新緑の季節には、大きな窓から、木々の葉のみどりで覆われてしまうそうだ。また、雪深い冬は、店の大きな窓一面に出来る巨大なつららや雪で覆われる。 雪は数メーター。写真にもある、石積みのアーチの上部分まで積もってしまう 冬に訪れると、まったく違う、ここは広島なのか?というような、幻想的な世界に出会える。 マスターの石田さんのお話も本当に楽しく、あっという間に時間が流れた。自然の中で生きるとは?人生とは?そんなお話をずっとされていた。 おおかた4時間近く。マスターと3人で、近くで満開になっている「ヤマナシ」の木の撮影に出かけたりもした。ほんと楽しい時間でした。 店内には、石田さんのセレクトしたクラシックやオペラのやさしい音楽が流れる・・・ 季節の、このお店の写真のアルバムが何冊もテーブルにおいてあります。これもぜひご覧になってください |
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ページ2に続く。 さらに山荘HANAKIの魅力に迫る |
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