上質な音楽に囲まれた、都心の隠れ家的な自家焙煎珈琲店
2005/12/01
広島市中区三川町8-29 14:00〜26:00
日祝 12:00〜18:00
コンサートのある日は〜17:00
070-5056-9020


ブレンドは2種類。1はあっさりした苦味。2は厚みのある苦味。凝縮された量の1杯
おすすめは、デミタスアイス700円。デザートながら、甘さの無い珈琲ゼリー
創業から23年。マスターの「適正な焙煎、適正な淹れ方・・・」を貫かれている
クラシック音楽と珈琲が共鳴してる空間。音楽好きの常連さんもやってくる
月に一度、日曜日の夜に演奏会
が行われる


ライブがはじまる前の午後のひととき、モンクという珈琲店で過ごしました。
かねてより、僕のまわりの友人たちから、ここのお話を聴いていて、とても話題になっていたのです。9月の終わり、一度、うかがったときは、ちょうどおそい夏休みだったので。再び訪れました。中央通りから一歩路地に入ったところに、その店があります。パリあたりの通りにありそうな、古いカフェって感じ。ドアを開けると、暗い色の室内。使い込まれた重厚なテーブルには、白いクロスかかけてある。ピアノが中央においてある。店内の壁には、チェロが飾ってあったり、ヨーヨーマら音楽家の写真、そして来店した音楽家のサインが壁に書かれていたり。もう動いていない、古い振り子時計が、窓際にそのまま佇んでいる。クラシックと音楽が共有してる、そんな空間です。美術や音楽の雑誌がうずたかく積まれていた。もちろんBGMも、ここちよいクラシックの曲が静かに流れる。僕が座った席は、ちょうど窓のそばの角の席。椅子がテーブルで向かい合っていない。斜めにお互い座るようになる。でも、その角度のほうが、むしろお話しやすいだろう。マスターから渡されたメニュー表は、1枚の大きな紙で、そこには、色鉛筆っぽい、手書きの珈琲などメニューの絵が。その絵を含めて、マスターの個性がとても感じさせられます。ひげを蓄えた、静かな佇まいのマスターが、やさしくネルドリップで淹れられるコーヒー「ブレンドbQ」は、とても深い苦味があるけれど、飲んだあと、その苦さが残らない不思議な珈琲。エスプレッソと、ブレンドの中間って印象でした。ゆるり過ごしていると、常連さんらしき男性が1人、また1人と入ってきた。みな、マスターとクラシック談義を交わす。ベートーベンがどうだとか・・・そういう会話が、この空間では、こと当たり前の会話で、自然とぴったりはまる。

先日、日曜日の夕方、所用でこの前を通ったとき、ちょうど月1回のコンサートが行われる前でした。若いアーティスト5人が、練習されてて、それを、マスターがビデオカメラでドアの外から撮影されていた。ある雑誌で、このマスターは、昔は音楽を志していたという記述があったのですが、珈琲店という場所で、よい音楽を追究していく。素敵だなぁって感じました。今度は、ぜひ夜うかがいたい。(午前2時まで営業されている)夜は、夜の雰囲気と、灯りと、お客さんと、音楽に出会えるだろうな。うん!場所が場所だけに、酔いを醒ますため、訪れる人がおおいかもしれませんね。






重厚な店内


ブレンド2
 450円


壁には訪れた音楽家のサイン


音楽関連の雑誌など

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