尾道の坂の上、素敵な一軒家のカフェ+バー。夜は満月の夜のみ営業。梟の置物とカウンターからの尾道水道はすばらしい
2005/12/01
広島県尾道市東土堂町15-17 11:00〜夕暮れ
ワインバーは月1日・満月の日の日暮れから
0848-23-4169 水(満月・祝日の時は営業)
http://www.2960.jp/

坂の上の一軒家。 ひと月に1度、満月の夜だけ開くワインバーではあるが、昼は、カフェとしてオープン
満月の日のみ営業のワインバーは完全予約制。カフェの裏手のバーは会員制
梟ブレンドコーヒー600円。苦味が抑え目。でも、あとに残らないさっぱりとしたもの。
瀬戸田レモンスカッシュ700円。お抹茶、おのみち麦酒、ケーキなど。


「東京カフェマニア」というサイトの管理人サマンサさんが、この「梟の館」へ訪れたのを読んで、ぜひいかがいたいと思い訪れたのです。千光寺方面へ、独特の細い坂道を登り、ときに迷宮をさまようごとく、梟の置物の置かれた門へと導かれていった。門をくぐり、森の中を通って、古い2階建ての建物へ。途中、「躾のできていないお客さまはお断りします」の看板。ちと緊張。店は、そのとき、若い男性1人が切り盛りしている。オーナーは別におられるようだ。店内は、夕方だったせいもあるが、とてもとても暗い。でも、クラシカルな洋風のかなり年代モノの椅子とテーブルとランプ。ほのかな灯り。尾道水道を望む素晴らしい景色が広がる大きな窓。窓際の面には、カウンターがあり、若いカップルと、年配の女性2人の4人の先客が座って、お互いが尾道の旅を語り合っていた。店内は2000体以上のフクロウの置物が・・・フクロウ美術館です。テーブルのろうそくのロウが滴ったままになっている。年輪のごとく、たくさんの色のロウがしたたって、固まっている様子は、印象的でした。2階は、月に一度、満月の夜だけ営業される。ある種幻の店となる。店を切り盛りしてる男性は、カフェとはなにか?尾道とは?大林映画とは?・・・とずっと詳しく熱く語ってくださった。学生の時、大林映画に影響され、尾道を旅して以来、尾道に魅せられて、数年前、はるばる移住されたそうです。いまは、この尾道の街から出ることなく、この街と人をこよなく愛されている。

本当にカフェでゆったり過ごせる人だけに訪れてほしいというこだわりをもたれていて、満席時の席待ち、カフェの予約などはいっさい断っているそうです。珈琲は、苦くなく、じゃっかんさっぱり。香りも豊か。素敵なカップとソーサーに注いでいただきました。ここからの尾道の絶景素敵なので、おすすめです。

坂道では、猫とたくさん出会いました。いっしょに遊んでいたかったけれど、






窓からは尾道水道が見える


梟ブレンドコーヒー600円至福の一杯


入口も風情がある


店内には、梟の置物と長年滴ってきた
ロウが特徴のろうそくたて


カウンター席でゆったり語らう

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